Macのメモリー管理について知っておくべき事

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Macのメモリー管理は不要?必要?

Mac OSの傾向

Macはメモリーを沢山使うのが最新OSの傾向で、それによりパフォーマンスを最大化しています。






1. メモリーの管理するには、先ずは理解する事が必要

メモリーの管理は、単にアプリを入れれば良いと言う事ではないので、メモリー必要量や確認の仕方、なぜ管理が必要と不要で意見が分かれるのか?、良いソフトはあるのか?をご紹介。



(1) 最初にやるべき必要なメモリー量の搭載
メモリーの解放の前に必要なメモリーを搭載しているのかが重要です。必要なメモリーはMountain Lionで推奨4GBですが、これはOSが動きますというだけで、快適に使用するには最低でも8GBは必要だと思います。

その他にもユーザーが使用するアプリや同時に起動するアプリの数、常駐アプリの内容や数、制作するコンテンツ、作業時間などで必要なメモリーは当然増えて行きます。



(2) メモリーが足りているのかを確認するには?
ユーティリティのアクティビティモニターでスワップ領域を確認し、これが極端に増えて行くようであればメモリーが不足していて、動作が遅くなる事が有ると判断できます。







(3) スワップ領域とは
スワップ領域とは仮想メモリー使用時に一時的に書き込んでおく場所で、実際にはコンピュータに搭載されているメモリー以外に、ハードディスクを仮想的にメモリーとして機能させ、より大きなメモリ容量を実現しています。








(4) スワップ領域を確認すると何故メモリー不足が分かるのか?
ハードディスクは読み書きの速度がメモリーに比べると遅いので、CPUとの間とのデータはメモリーで行い、スワップ領域は、メモリに空きを作るために使用される事が通常です。


動作が遅いと言う事は何らかの原因でデータ処理に延滞が起こっていると判断できますが、アクティビティモニターでスワップ領域を確認し、これが異常に増えている、または急速に増えている場合はメモリーが不足していて、ハードディスクまでCPUとのデータのやり取りで使用していると判断できるからです。




2. メモリ管理不要論

メモリーの管理と言うと、システムが必要としている領域をユーザーがサードパティー製のソフトを使用して、確認と解放してもあまり意味が無いと言う意見を良く見かけます。

もっともな意見で、動作が遅くなる様な事が無ければメモリーの空きなど気にしなくても良いと思います。


3. メモリーの管理はOS任せで、本当に必要ないのか?

(1) 不要な条件

長時間使用しない、高負荷な作業はない、大きなデータは扱わない等の条件で使用しているなら不要だと思います。

(2) 必要となる条件とその理由

処理速度を向上させるため使うかもしれないと判断されたデータが、アプリを終了したとしてもメモリーには一定の時間保存される仕組みが有ります。(ユニファイド・バッファー・キャッシュ機能)
これが累積して行くとメモリーが不足し、スワップ領域の使用が増えて、動作が重くなります。

(3) 特定のソフトなだけなら解消策も

使用しているのがブラウザーだけならキャッシュの削除、履歴の削除、オートフィルの削除で改善するかもしれません。

(4) メモリーが散らかることも理由の一つ

もう一つ、アプリケーション毎に好きな場所を使い、空きはあるのにまとまったブロッが無くなって行きます。これが重なって行くと隙間だらけになり、メモリーが有効に使えない状況が生まれます。メモリーが散らかっている等と表現する場合があります。


4. メモリーを解放する

(1) 解放するには再起動かアプリ、便利なのはアプリ

再起動するか、アプリを使用してメモリーを解放するのが良いと考えますが、アプリで行いたい場合どのアプリでも良いのかと言うと、アクティビティモニターで確認できる現在非使用中とスワップ領域の双方が減るものでないと、空きメモリーが増えてもスワップ領域はかえって増えてしまいます。

メモリーよりも遅いHDDにデータを押しやっただけで、これではメモリーを解放した意味が無く、多くの人がメモリー管理はしない方が良いと言う発言をされている大きな要因です。

○SSDユーザーも気になるボリュームへの負荷
また、SSDではボリュームへの負荷を減らしたいと願う方が多いのに、不要なデータの為にアクセスが増える事になります。



(2) アプリを試してみました
評判の良かった幾つかのアプリを試しましたが、メモリーの空きは増えるけどスワップ領域が増えてしまうものと、メモリーも解放するけどスワップ領域をゼロにしてしまうものがありましたが、当然、前者は使用する意味がありません。

既にインストールしている人はアンインストールしてしまいましょう。


○スワップ領域をゼロにしたアプリ
続いて、スワップ領域をゼロにしたアプリですが、これは仮想メモリーの機能をOFFにしてる可能性もあり、HDDには優しいけど、実メモリーの容量を超えた時にどうなるかが心配です。

動作が遅くなる可能性も、再び使用される可能性の高いデータまで消しまくる可能性もあります。OS9以前にはメモリーを沢山積むと仮想メモリーをOFFにしたりしていましたが、今のOSではどうなんでしょう?

暫く使用してみて経過を観察し、お勧めであればお勧めアプリとしてブログで紹介する様にします。


5. 確証を持ってお勧めできるアプリは見つかっていません


メモリー解放の確証を持ってお勧めと言えるアプリは見つかっていませんが、現在テストで使用しているのは、Memory Scopeです。

このアプリの注意としては、スワップ領域はゼロになっていますので、仮想メモリー機能がOFFいされている可能性もあります。

使い続けていますが、このアプリが原因と思われるトラブルは現在の所ありません。






SSDの人はMacの起動時間は問題にならないと思いますので、再起動が間違いないと思います。また、使い勝手は良くないかもしれませんが、Onyxのメモリー解放機能を使用するのが良いと思います。

Onyxについては別の記事でご紹介しています⇒Macが不安定だったり動作が遅いと感じた時の対処法





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