トラックパットの不具合で訪問頂く方が多い様で、不具合の内容までは分かりませんが、トラックパッドのクリックに不具合のある方の為に調整方法をご紹介。
クリックせずに
ジェスチャーで使う
MacBookProのクリックは物理スイッチなので、乱暴に使ったり、経年劣化だったりで不具合が起こる可能性があります。しかし、Macではジェスチャーを使えば、タップでもクリックが可能なので、クリックで不具合の合う方は、この際、通常の操作はジェスチャーに切り替えてしまっては如何でしょう。
トラックパッドでジェスチャーでクリックする設定
システム環境設定>トラックパッド>ポイントとクリッククリックのジェスチャー設定
設定は簡単でシステム環境設定からトラックパッドを選択し、ポイントとクリックのタブを選択、一番上にあるタップでクリックのチェックボックスをONにするだけです。これまで使用されてない方は、慣れるまで暫く時間が必要ですが、慣れてしまえば何の違和感も無く使えるはずです。
ダブルクリックも出来る
メニューではクリックとなっていますが、2回トントンとタップしてあげればダブルクリックも可能です。ドラックもジェスチャーで可能
また物理スイッチに最もダメージがありそうなドラックもジェスチャーで操作可能です。3本指でドラックのチェックボックスをONにするだけで、あとは3本指でドラック動作も制御できます。
ゴミ箱の操作等は+controlキーで操作
ジェスチャーを使用していない方からは、ゴミ箱の操作はどうするんだと言われそうですが、それはcontrolキーを押しながら操作すれば問題ありません。controlキーを使えばフォルダーやファイルをドラックしなくてもゴミ箱に入れる事も可能です。俺はポチとクリックしたいんだと言う人の為に
それでも尚、トラックパッドでクリックに不具合あるけど、ポチッと押したいんだと言う人の為に、トラックパッドの調整方法をご紹介。※これより先はAppleの推奨する方法ではありませんので、自己責任でご対応ください。
トラックパッドの物理スイッチの調整
Macの裏蓋を開けてバッテリーを外す必要があります。裏蓋は精密ドライバーのプラスで開く事が可能ですが、バッテリーを外すのにY型ドライバーとスイッチを調整するのにトルクスが必要になります。必要なのは
+2.0、Y3.0、T6の3本
ドライバーセットなら全てに対応
以前、バッテリー交換の記事でご紹介しましたが、私が使用しているのはピット型の精密ドライバーセットで、これだけで、裏蓋を空けて、バッテリーを外し、トラックパッドの調整ネジを回す事が出来ます。●45in1 精密ドライバーセット
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矢印のネジをY型ドライバーで外します。
ここでもネジの長さが異なります。
画像の右側のネジが長いです。
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ネジを回して調整
矢印の調整ネジを回してクリックを調整します。ここに不具合のある方はネジが緩んでいるはずなので、時計回りに回して締め込みます。
ネジはロックタイト(ゆるみ止め)が使われている様で、回すのに抵抗がありますが、5度程度回しながら、トラックパッドを押してみて丁度良い所に合わせます。
※因に自身のMacでは普通の力で完全に閉められている状態です。
最後に
バッテリーをセットして、再びクリックして問題が無いか確認します。
問題が無ければ、そのまま蓋を閉め起動して動作チェックします。